WRS House

敷地の高低差を利用した地下+地上2階の都市型住宅。木、コンクリート、鉄の混構造が特徴となっている。地下からのコンクリート壁を延長し、1階を囲む塀として利用している。その内側に入れ子状に木造の2階建てを造ることで、プライバシーを確保した。リビング&ダイニングキッチンのある1階は基本的な軸組工法と鉄骨梁を組み合わせることで74m2もあるダイナミックなワンルームとすることが出来た。キッチン、リビング両方からアクセスできる北東のコーナーには48m2のテラスもあり、室内と連続して心地よいプライベートな空間として機能している。落ちつきのある外観とは対照的に内に入ると光が注ぎ、風を感じ、屋外との繋がりを感じられる、開放的なこの住まいは、敷地条件や予算を最大限に活かし、ハイブリットな構造で施主の要望を叶えることで、都心とは思えない安らぎや贅沢を味わえるのもとなった。
所在地 東京都
建物用途 戸建住宅
延床面積 324.39m2
階数 地下1階、地上2階
主要構造 木造+RC造+S造
竣工 2020.06
@I'm home.PHOTO(No.1-7) BY Naca'sa&Partners