Tall House
祖母と孫世帯4人のための二世帯住宅。1階がビルトインガレージと祖母の住まい、2,3階は孫世帯の住まいとなっていて、南北に2つのバルコニーも備えている。多くの要件を適切にシンプルに整えてつくられた。
2つのBOXを平面的、断面的に微妙にずらすことで、広さや天井高の異なるスペースがいくつも連続しながら展開する。法的な高さの制限をかわして得られたヴォリュームを活かし、豊かな内部空間を作り出すことができた。
メインの生活の場であるLDKはワンルームでありながらも、奥行きがある空間となっている。もっとも天井の高いダイニングスペースは2.9Mの高さがあり、開放感がある。一方の天井高2.2Mのリビングスペースは落ち着いてくつろげる、篭り感のある場となっている。個室スペースである3階も床がスキップしていたり、天井高もさまざまだったりすることで、床面積以上に広がりや心理的な距離感を感じることができる。
シンプルなかたちと、シンプルな操作で生活の変化に見合った、さまざまな空間を作り出すことが出来た。シンプルであるからこそ、今後住み手がさまざまに生活を楽しみ、長い年月にわたって変化させていってくれるであろう余白を持っている。この余白が住まいにとっては楽しみであり、喜びであり、サスティナブル建築につながるのではないかと考えてる。
2つのBOXを平面的、断面的に微妙にずらすことで、広さや天井高の異なるスペースがいくつも連続しながら展開する。法的な高さの制限をかわして得られたヴォリュームを活かし、豊かな内部空間を作り出すことができた。
メインの生活の場であるLDKはワンルームでありながらも、奥行きがある空間となっている。もっとも天井の高いダイニングスペースは2.9Mの高さがあり、開放感がある。一方の天井高2.2Mのリビングスペースは落ち着いてくつろげる、篭り感のある場となっている。個室スペースである3階も床がスキップしていたり、天井高もさまざまだったりすることで、床面積以上に広がりや心理的な距離感を感じることができる。
シンプルなかたちと、シンプルな操作で生活の変化に見合った、さまざまな空間を作り出すことが出来た。シンプルであるからこそ、今後住み手がさまざまに生活を楽しみ、長い年月にわたって変化させていってくれるであろう余白を持っている。この余白が住まいにとっては楽しみであり、喜びであり、サスティナブル建築につながるのではないかと考えてる。
所在地 | 東京都世田谷区 |
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建物用途 | 2世帯住宅 |
家族構成 | 祖母、孫夫婦+子供2人 |
延床面積 | 160.97m2 |
階数 | 地上3階 |
主要構造 | 木造 |
竣工 | 2020.03 |
PHOTO BY HIROSHI UEDA