House in Forest

この物件が建つ長野県御代田市は軽井沢に隣接し、近年別荘地として注目されているエリア。
都内在住のクライアントは、両親の住まいが御代田町にあることから、将来、専用住宅としても使用出来るセカンドハウスを求めた。
そこで、今回は別荘としての非日常を優先するのではなく、この土地での日常の質を高めていくことを重視した。
敷地はもともと雑木林。敷地調査のために雑木林を歩いたときに、木立の間から見える景色や木漏れ日に魅力を感じたので、それを建物にも取り入れることを考えた。
別荘ではLDKをひと続きにし、開口を大きくとることが多いが、ここでは個室等を四方に配置し、キッチンを中央に、それを挟んでリビング、ダイニングを対角線上に配した。さらにロフトやキッチンの垂れ壁を設けることで空間に奥行きが生まれ豊かになり、クライアントは木立の間をぬうように室内を散策出来るようになった。
所在地 長野県御代田町
建物用途 別荘
家族構成 夫婦+子供+犬2匹
延床面積 135.56m2
階数 2階
主要構造 木造
竣工 2014.01
PHOTO BY HIROSHI UEDA