House with Void

「凹みのいえ」をみて設計を依頼してくれた、元気な兄弟のいる家族の住宅。「凹みのいえ」とは徒歩２、３分の近所に建ち、街に対して開かれた庭の考え方や楽しみながらエコな生活を送るというライフスタイルに共感をしてくれた。建築のちからで、街並みや社会、環境を豊かにしていきたいと思っている私たちにとって、励みとなる機会であった。いえの中心には7mの吹抜けがあり、すべての部屋は大きなワンルームのようにつながっている。夏はほとんどを通風のみで過ごし、西日も遮らずに夕日の美しさを楽しむ。冬も日中は太陽の光だけで十分暖かく、日の照らない日や日没後は薪ストーブの火を楽しむ。
室内環境を人工的に制御し過ぎず、自然と共におおらかに生活するのびのびとした住宅になっている。