Tube House
3代(4代まで想定した)5人が暮らす2世帯住宅。
周囲の立て替えによって日照、通風がとれなくなっていたため、その改善が一番の要望であった。
この計画では、設備などにより内部に工夫を凝らしていくのではなく、内部を屋外化していく、ということを試みている。
快適さは自然を制御するのではなく、共生することで得られるのではないか。それは都市においては光と風を最大に取り込み、外に開いて いくことなのだと考えた。
通りに対して境界をずらすために設けられた壁、それによりつくられたヴォイド、玄関~階段室の吹き抜けなどによって光を反復し、明るさを増幅させたいと考え、筒のような空間となった。それにより最上階から入る直接光や隣地外壁からの反射光、北側ヴォイドの天空光などわずかに差す様々なあかりを一日中いえ全体に行き渡らせることができるようになった。
筒の空間は光や風だけでなく2世帯の空気をも行き来させており、家族が互いの気配や様子を伝えることによって逆に気兼ねなくそれぞれ自由に生活を楽しむことが出来るのではないかと期待している。
周囲の立て替えによって日照、通風がとれなくなっていたため、その改善が一番の要望であった。
この計画では、設備などにより内部に工夫を凝らしていくのではなく、内部を屋外化していく、ということを試みている。
快適さは自然を制御するのではなく、共生することで得られるのではないか。それは都市においては光と風を最大に取り込み、外に開いて いくことなのだと考えた。
通りに対して境界をずらすために設けられた壁、それによりつくられたヴォイド、玄関~階段室の吹き抜けなどによって光を反復し、明るさを増幅させたいと考え、筒のような空間となった。それにより最上階から入る直接光や隣地外壁からの反射光、北側ヴォイドの天空光などわずかに差す様々なあかりを一日中いえ全体に行き渡らせることができるようになった。
筒の空間は光や風だけでなく2世帯の空気をも行き来させており、家族が互いの気配や様子を伝えることによって逆に気兼ねなくそれぞれ自由に生活を楽しむことが出来るのではないかと期待している。
所在地 | 神奈川県 |
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建物用途 | 2世帯住宅 |
家族構成 | 夫婦+母、子夫婦 |
延床面積 | 134.39m2 |
階数 | 3階 |
主要構造 | 木造 |
竣工 | 2011.03 |
PHOTO BY HIROSHI UEDA