庭の通り抜けるいえ
所在地 茨城県
建物用途 専用住宅
延床面積 170.65m2
階数 2階
主要構造 在来木造
竣工 2008.09
敷地は郊外の住宅地である。
私たちはまず、敷地全体をどのようにしたら活かせるだろうかというテーマのもと、内部空間と外部空間の境界をなくすような配置の検討をすすめた。
その結果、建物と庭が卍型に交わる住宅となった。次に、庭をただのヴォイドとするのではなく、空間として認識できるようにつくり込んでいった。
具体的には、このヴォイドに面して内外連続してウリンの垂直な壁が配置されている。このウリンの壁は構造的にも他の壁より多くの強度を担っており、将来的なリノベーションなどに対しても拠り所として生き続けてくれることを期待している。また、どこに居てもその壁を認識できるため空間的な奥行きや心理的な複雑さがあり、生活をより楽しげで豊かなものにしてくれている。
内外の境界を曖昧にしたことで敷地全体が半屋外的な空間となり、結果として自然を身近に感じられる生活が可能になった。また、これといった特徴のない敷地での新たな建築の可能性も見つかったのではないかと思っている。
PHOTO BY SADAMU SAITO
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